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メイン メギ科ギャラリー

2007年8月 6日

ポドフィルム エモディー

Podophyllum emodi
  
ポドフィルム・エモディー
Podophyllum emodi

撮影 2004年6月8日 青海省 果洛州 班(王馬)ペマ県 江日堂

個人的にチベットでいちばん驚いた花で、同時に気に入った花。
最初は花が終わった葉だけのものを見つけてヤブレガサだと思ったら、周辺に蛍光ピンクの異様な花の集団。しかも、この植物は葉よりも先に花が咲くので、太い茎の先に大きなピンクの花をつけている様子は、できの悪い造花の様にも見える。ところが、よく観察しているうちに蛍光ピンクの色にもなれて、花弁のピンクが実はとても綺麗な筋状の模様からなり、中心部から外側に向かってのグラデーションも非常に美しいことがわかる。そのころには派手な蛍光ピンクの色が、実は濁りのない純粋なピンク色であることに気付かされる。
花が終わると、先にも書いたとおりヤブレガサのような葉を大きく広げ、花の跡には実をつける。

インターネットでこの花の名前(Podophyllum emodi)で検索をかけると、うちの深山花鑑以外はほとんど抗がん剤関連の記事ばっかりです。チベットの植物は漢方薬も多いけど、今の時代の最新の医薬品開発にも貢献しているんだなぁーと、今思うともっと写真を撮ってくればよかった。

青海チベットでもかなり南の班(王馬)ペマ県という四川省との界に近い場所です。
周辺は針葉樹の森に囲まれた、とてもいい環境です。

日本で近い種類を探すとメギ科の【 サンカヨウ 】。花の色も花数も全く違いますが、よーく見ていると似ているような気になってきますよ。交配させてピンクのサンカヨウなんてできないかなー?なんてことを考えてしまいます。