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メイン Huchoギャラリー

2014年9月25日

大興安嶺・黒龍江 釣行記 II

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9月20日
朝食時に宿の老板から朝市で買ったというレノックを見せられる。
朝市では様々な魚が売られていたが、トラウト類は見当たらない。
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北極村の西側(上流側)からポイントを探しながら遡行。
川幅は400mという。対岸はロシア領。
釣果1尾目は5センチにも満たないハヤと思われる魚。
フライに15センチから20センチ程度の小魚が出るが、なかなか掛からない。
諦めて、同行のS氏にタックルを預け見物。
何投か目で15センチ程度の魚がヒット。
よく見るとアブラ鰭がある。
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グレイリング。
黒龍江での最初のトラウト釣果は小型のアムールグレイリング。
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背鰭が大きくなるのが特徴のグレイリング。
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黒龍江の岸辺の山々は大興安嶺。
白樺と唐松を中心にした森林地帯。
この時はちょうど黄金色の黄葉の真っ盛り。
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この日は2尾のアムールグレイリングだけで終わったが、チームの中では上流のポイントで大物のアタリと目撃もあり、翌日の期待が高まる。

2014年9月24日

大興安嶺・黒龍江 釣行記 I

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2014年9月18日から中国黒竜江省の大興安嶺、黒龍江(アムール川)の北極村に美鱒探訪の旅に。
釣行隊は2004年チベット釣行のメンバーから僕を含めて3人。今回は1名加わり計4名で黒龍江でのトラウトフィッシングを行う。
日本から黒竜江省のハルピンまで3時間。
伊藤博文暗殺の現場でもあるハルピン駅。
先ずは北部の大興安嶺に向かうためにハルピンに1泊し、翌19日にハルピンからモーホー(漠河)に飛行機で向かう。
約1時間半のフライトだがモーホーの空気は澄んで冷たく、山々は黄金色に黄葉して秋真っ盛り。
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モーホーの空港から黒龍江(アムール川)の河畔の村、北極村までは片側2車線の立派な高速道路で1時間(70km)。
北極村は急激なリゾート開発の進み村から町への変貌している最中といった感じ。
北極村に到着した釣行隊は先ずは黒竜江へ下見兼最初の釣りのため向かう。
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川幅は400mあるといわれている。
ポイントは絞りきれず。それでも、竿を出してみる。
もうすでに日は沈みかけている。
この日は竿を出すだけに終わった。

2009年12月26日

Hucho hucho

サケ科イトウ属
Hucho hucho
(英)Danube salmon (英・独)huchen
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 ドナウ(ダニューブ)川に生息する。写真はドナウ川の支流のひとつSAVA川の上流のスロベニアで釣った。黒点は少なく、全般に青白い。とくに小型の個体は薄いオリーブ色で側部から腹部にかけては白い。下顎がやや前に出ており厚みがある。上顎も厚みがあり全体に唇が厚いように見える。頭部はやや扁平で他のイトウ属と同じだが、背びれの基部までゆるいカーブを描き、体高があるように思える。
 生息地の河川は大渕はあるものの、かなりの急流であり、北海道やモンゴルのイトウ属生息地を見ているものにとってはとても意外に思える。北海道の尻別川の中流域や斜里川の流れにも似ているが、さらに流れが強く急峻な地形である。体高はこの急流に適応した結果かもしれない。
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 今回は釣れたのは同行者の更井氏含め2尾だったが、ジンクリアーと呼ばれる、美しい澄んだ水の中、多くのHuchoを見ることができた。

 イトウ属はユーラシア大陸の東端の日本とロシア沿海州周辺に生息するHucho perryiと、主にロシアのシベリアに生息するHucho timen、そして西の端に生息するHucho hucho、飛び地のように生息域をもつHucho bleekeri Kimura(中国 長江上流)とHucho ishikawai (鴻緑江)の5種が知られているが、どの種も生息域の環境が悪化するなどして数を減らしていた。実際、長江上流の種は1980年代に捕獲された後、2006年冬に死骸が打ち上げられるまで生息の確認すらできなかった。
 日本のイトウは北海道に生息しているが、もともとの生息域の範囲から考えると、安泰といえる状況ではない。
 同様にドナウのhuchoも一時はかなり数を減らしたが、保護も進み、一部の河川では天然繁殖も継続して見られるようになっているらしい。近年、現地の釣り雑誌でもかなり特集記事が見られるようになってきた。現在ではフィッシングの対象魚としてスロベニアをはじめ、旧ユーゴスラビアのドナウ水系で保護と養殖による資源利用が進んできているようだ。実際、今回釣りをしたSAVA川のフィッシングエリアだけを見ると、絶滅を危惧されている魚とは思えない魚影の濃さであったが、天然魚の保護と、養殖放流による資源回復、漁期の制限で維持していると思われる。

2009年12月22日

帰国報告

スロベニアにてついに!!
Hucho hucho を釣上げました!!
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大きさは60程度でしたが、ついに実物を手にしました。
これにて、hucho属(イトウ属)の3種Hucho perryi(北海道)
Hucho timen(モンゴル)
Hucho Hucho(スロベニア ドナウ)を釣上げ

実物を目にした
Hucho bleekeri Kimura(長江 標本)
ものもあわせると
イトウ属4種の実物をこの目で確かに見たことになりました。

まさか釣れるとは思ってもいませんでした。
さらに川はとてもよく澄んでいて、メートル級も多数目撃。写真もたくさん撮りました。
いままでの釣りで一番の釣果といえます。

詳細は後ほど。

2009年4月28日

カワイイ

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かわいい動物といえば、ネコとかイヌとか・・・。
他にもたくさんいるけど、ワニとか爬虫類がかわいいという人もいるし、
当然!!魚をペットとして飼っている人は、魚がかわいいのですが・・・。
凶暴なイトウも水槽で飼ってるとかわいく感じます。
イトウも小さなうちはヤマメやオショロコマたちと違って、イワナやイトウは水草の中でひっそりとしています。
水草から顔だけを出している姿はかわいいと思うのですが、どうでしょう?
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2009年4月12日

2009春の新メンバー

昨日は隣の青森県まで行ってイトウを購入。
ついでにギンザケも分けてもらい、水槽の投入。
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イトウ。養殖モノにしては精悍な顔つきで鰭の状態も良い。
イトウはすでに昨年から水槽に1尾いるものの奇形魚なので、新たに同じ大きさの2尾を購入。
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ギンザケ。
こちらは、ある程度大きくなって銀毛になると鱗が剥れやすいため、できるだけ小さなものを分けてもらいました。
ギンザケは先週いただいたアマゴとほぼ同じ大きさなので、アマゴのいる90cm水槽へ、イトウは2m水槽へ入れました。
今月はアマゴ7尾、イトウ2尾、ギンザケ3尾の新メンバーが加わりました。

2008年3月20日

イトウ

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だいぶ大きくなってきました。

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正面から見てもイトウらしくなりました。

2007年4月21日

イトウ10センチ

水槽飼育開始から2ヶ月が過ぎました。
購入時は6~8センチしかありませんでしたが、毎日の給餌でようやく10センチを越えました。

餌は乾燥オキアミ(クリル)と冷凍アカムシを交互に与えています。
そのため色揚効果がみられます。
5尾中の2尾は各鰭が朱色になっていているのと、僅かですが画像のように尻鰭から尾鰭にかけての部分が朱色がかっています。
どこまで色揚ができるか楽しみです。

2007年2月26日

イトウ喧嘩を始める

以前のエントリーでイトウの子供は意外と食が細いと書きましたが、相変わらず一度に食べる量自体は少ない代わりに、冷凍アカムシを水槽に投入するとまだ凍っているうちから突付き始める様になりました。しかも、その際に水槽内の5尾が殺到して、激しい喧嘩まで起こします。ときどき鱗が剥がれるくらいまで相手に噛み付いたりするようになってしまいました。
普段のイトウの子供たちは中層の縄張りが一番強い個体が占めるようでよく動き回り、底層と表層に弱い個体が静かに定位しているといった感じです。
水槽という閉鎖空間の流水なので上流、下流の区分けがありません。自然界ではもう少し複雑な縄張りが敷かれているのかもしれません。それと、ヤマメの子供達もいるでしょうから別種との縄張り関係などもどうなっているか?瀬などを泳いでいて親やイワナなどに食べられはしないか?など、興味は尽きません。水槽内では、水草や石などを配して隠れ家となるようにしていますが、弱い個体も含めて利用する様子はありません。同じ魚食性の強いブラウンやイワナの子供などは明るい時などはよくこのような隠れ家を利用するのですが・・・。魚食性の強い魚は子供のときは臆病だと思っていましたが、イトウは子供のときから『魚鬼』なのかもしれません。もう少し、様子を見てみましょう。

2007年2月25日

タイメンの顔


モンゴルのタイメンの表情も1尾ずつ異なります。
優しそうな顔もあれば凶暴そうなものまで。
  
左から<真ん中<右と大きなタイメンとなってます。

水から上げると目線が下向きになってしまいますが、水中では真横からやや上向きです。

正面からみると頭が扁平なのでかわいい顔をしています。

2007年2月22日

はじめて釣った

古い写真を見ていたら、はじめて釣ったイトウを見つけました。
小さいですね。40センチもないでしょう・・・。

この後年釣ったイトウもこれと同じくらいの大きさでした。
モンゴルではタイメンを釣ることができましたが、結局日本のイトウはまだ3尾しか釣ったことがありません。
今年は久々に北海道釣行を計画してイトウを釣るぞー!!

2007年2月21日

イトウは奥が深い

サケ科の中で最も原始的だともいわれるイトウ。
気軽にイトウ特集月間としたはいいけど、ネットやリアルで掻き集めた論文や画像、釣りサイトの整理と自分の頭の中の整理が追いつきません。
下書きは幾つかしてあって余裕だと思っていたら、色々調べるうちに考えがまとまらなくなってきました。
実は原始的とされるイトウに興味をそそられるのは、サケ科共通の先祖の体の模様にものすごく興味があるからです。
サケ科の中で原始的とされる、イトウ属、イワナ属のレイクトラウト、Brachymystax属などの模様とはそれぞれまったく異なっています。サケ科魚類の前に分岐したとされるカワカマス属のパイクには様々な模様があって、白斑に見えるもの、タイガー模様、黒点模様・・・。おそらく、サケ科魚類の先祖もパイク同様、雑多な模様が出現するような魚だったんじゃないかって思っているのですが・・・。
 
【 アムールパイク:Esox reichardi 】
僕がモンゴルで釣ったアムールパイクは黒点タイプだけど、パイクは体の模様がいろいろあるようです。

そんな雑多な模様が出てくる魚が、特定の地域環境や様々な要因で分岐していった時に、体の模様も少しずつ固定化していったような気がするのです。
チョウコウイトウの体に現れる黒点も一見ランダムに見えながら、よく見て想像力を働かせると縦縞の模様となるような気がするのです。

【 Hucho ishikawai 】:体側頭部に近い部分の黒点は一定の方向を向いて、繋げると縦じま模様に見える。また背部の黒点の中には馬蹄形のものも見える。

おそらく、サケ科共通の先祖には交配種で多く発生する虎縞模様のタイガートラウトのような魚もいたと思います。模様の異なるサケ科の異種同士を交配させると、お互いに共通した眠っていた先祖の体の模様が現れるとは考えられないかな?

ってな感じで考えていても、ふと隣をみると魚をじっと眺めてしまって、まとまりがつかないまま夜が更けていきます。。。
まぁ、学術的なことは専門家に任せるとして、水槽飼育最高傑作のイトウに育てることに専念いたしましょう!!

参考?文献?↓↓↓

続きを読む "イトウは奥が深い" »

2007年2月16日

Huchoの分布

かなり大雑把でいいかげんなHucho属の分布図です。
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図1:
   一般的な分類では
   ■アムール川中流以西、
     エニセイ川以東の薄いブルーで色分けした部分が
     【Hucho timen】の分布域。
   ■ドナウ川水系上流のピンクの部分が
     【 Hucho Hucho 】。
   ■長江上流、瀾滄江上流の
    薄いオレンジの部分が
     【 Hucho bleekeri Kimura 】。
   ■中国、北朝鮮国境の鴨緑江付近の
    黄色の部分が
    【 Hucho ishikawai  】。
   ■ロシア沿海州とサハリン、日本の北海道の
    黄緑の部分が
    【 Hucho perryi 】。

   ※ シベリア北部はほんといいかげんです。(笑)
   ※ 参考文献は
      『freshwater Fish of Britain and Europe』、
      『漁業生物図鑑 北のさかなたち』ほか
      ネット上のフィッシングサイトの釣果情報と画像から
      malmaが勝手に判断して色を塗ってしまいました。(笑)
   
huchomap2s.jpg
図2:
   更に勝手な解釈で・・・
   ネット上の情報でも、他に伝え聞くところでもモンゴルのアムール川水系とセレンゲ川水系とではタイメンの雰囲気が違うのではということから作成した分布図です。
   個人的な思い入れもあってこうなりました。
   ■薄水色に塗った
     モンゴルのセレンゲ川以西エニセイ川以東が
     【 Hucho Hucho 】に限りなく近いタイメン。
     というよりほとんどHucho。
   ■緑に塗ったアムール川中流から上流域が
     【 Hucho perryi 】へ進化する過程のHucho=タイメン。
   という感じにタイメンを2つに分けて考えました。
   特に、研究者の中にはモンゴルのタイメンを【 Hucho Hucho 】と同種であると考える向きもあるようですが、アムール水系のタイメンはフッヘンと同じには見えません。エニセイ川のタイメンはNHKの番組でしか見てませんが、体型はタイメンですが黒点などはフッヘンと同じに見えました。体型については水流など生息環境で変化するのであまりあてにはならないのですが・・・。
   同様に考えると、【 Hucho ishikawai  】というのは地理的にもタイメンから更に【 Hucho perryi 】に近づいてきている種かもしれません。
   ヨーロッパと長江上流のHucho属はそれぞれ急峻な山岳地帯に取り残されて独自に進化してきた種だけど、似た環境で進化してきたので当然似たような姿形になったとも考えられます。

2007年2月15日

Huchoの黒点

タイメンとイトウは明らかに違うんだけど、その違いを表すのはとても難しい。
一番の違いは黒点がタイメンの方が少なく明瞭だが、とくに小型のタイメンではイトウとの差が少なく感じる。
モンゴルで見る実物は「あぁ!!やっぱりイトウとは違うぞ!!」
って思うんだけど・・・。
イワナの場合も、「ニッコウイワナの濃い朱色の着色斑とオショロコマの朱点とどう違うんだ?」といわれると違うということはわかっていても表現しづらい。
とりあえず【 Hucho taimen 】と【 Hucho perryi 】の頭部の画像です。
違いが伝わるでしょうか・・・?

 

注目して欲しいのは頭の形よりも、黒点の現れ方です。
上2枚が【 Hucho perryi 】です。
下2枚が【 Hucho taimen 】になります。
頭部の形状については後ほど。
まず、taimenの方が黒点がずっとまばらなのがわかると思います。次に黒点の形状がperryiより明瞭だとは思いませんか?点というよりは斑に近いと思います。
よく見ると、大きな黒点は鱗2枚~3枚組みで一つの黒点模様をつくっています。
一方のperryiは黒い鱗や一部が黒い鱗がほとんどの場合隣り合わずにランダムに配されています。

次に【 Hucho ishikawai 】はというと。

より明瞭に黒点というより黒斑が現れています。黒点はtaimenやperryiよりさらにまばらです。
数枚の黒い鱗の集合(ほとんど縦の組み合わせ)で、やや縦に細長い模様です。
ヨーロッパのドナウ川のイトウのHuchenもチョウコウイトウと同様の黒点のようですが、僕は実物を見たことがないので・・・。機会があれば見てみたいですね。

2007年2月14日

イトウの成魚


まだまだ10センチににも満たないイトウの子供ですが、下の画像のように大きく育ってもらいたいものです。

イトウの購入先から成魚の画像を頂きました。

イトウの子供達は現在1日2回の給餌をしています。
昨日の夜から乾燥オキアミも与え始めました。まだ大きな塊は食べられないので、小さく砕いて与えていますが、殻とか味のない部分は吐き出しています。
ヒレのスレがなくなって厚みがでてきたら給仕を少しずつ減らしていきます。

2007年2月12日

イトウの大地 猿払

猿払といえば釣り人の間ではイトウの聖地ともいえるほど有名ですが、国内の他の地域にない雄大な景色もほんとうに素晴しいところです。
前のエントリーでこの猿払の雄大な風景を写真で紹介されている【 さるふつ川河川管理局 】さんのリンクを貼りました。

僕も猿払は10年以上前から数年前まで何度も訪れています。何度も行っている割にイトウは3尾しか釣っていないのですが・・・。
それでも、雄大な景色の中ぽつんと釣りをしていると時間が止まっているような、とても不思議な感覚に包まれます。
 

この写真は1994年のですが、この前年か2年前辺りから毎年行ったモケウニ沼です。
イトウの魚影は濃くはありませんが、とても静かで、雄大で、あぁ道北に着たんだなぁーとしみじみ感じられる場所でお気に入りです。
 
画像は夕日ですが、朝日も素晴しくきれいな場所です。


もう一箇所は『カムイト沼』。名前がいいですよね。
まわりも鬱蒼とした森林に囲まれて、夏の晴れた日でも一人で釣りをするのは不安な場所です。
すぐそばの林からヒグマができそうな場所です。

他にも、猿骨川や猿払中流域の氾濫原、知来別川などイトウが棲み、美しい原始の水辺を見せてくれる場所がたくさんあります。

2007年2月 9日

イトウ 幼魚 水槽飼育開始

  

Hucho perryi

・2007年2月3日飼育開始
 開始尾数
  ・養魚場よりイトウ幼魚5尾購入。
 大きさ
  ・5cm~7cm。
 原産地
  ・北海道 阿寒
 飼育地
  ・青森県
 状態
  ・1尾は尾が二つに裂ける奇形。
  ・1尾は鱗が剥がれているが、
   前回別の養魚場から購入したものより格段に良い状態。
   特に養殖イトウや養殖イワナに見られるエラ蓋、胸鰭の欠損がない。
   各鰭とも欠損や曲がりは見当たらない。
   養殖ものとしては最上級の個体。
 給餌
  ・水槽2日後に冷凍アカムシを食べ始める。
  ・水槽4日後より1日2回、冷凍アカムシを与える。
  ・同サイズの他のトラウトより食が細い。

 水槽環境
  ・90cm水槽
  ・水温 8℃±2℃
  ・水深20センチ
  ・濾過装置による流水。
  ・水草クレソン。
  ・デコレーションは珪化木3個。
  ・底砂は黒碁石(大)、五色砂、モス付き川石。

2007年2月 8日

Hucho Ishikawai 想像図

Hucho ishikawai Mori 1928

イトウ属の中での比較 ※2

 ? 下顎が長いらしい。
 ? 背中が黄褐色らしい。

 ※2
   まったくの謎の魚です。
   ネットで調べると形態を表すのは以下の一文。
   「Body streamlined; interorbital width broader; lower jaw slightly longer than upper jaw or equal; scales small, covered with all around body except abdomen; head long and flattened. Yellowish brown back.」
【 Korean Freshwater Database >>korean timen 】

   他に、吉林省農業大学学報 
「鴨緑江上流のオショロコマの食性分析および生体について」
(JOURNAL OF JILIN AGRICULTURAL UNIVERSITY 1999年 第21卷 第4期 vol.21 No.4 1999)

の中にこんな一文。

『肉食性魚類(如石川哲羅魚)和其它食昆虫魚類(如細鱗魚)几乎絶迹。』
肉食性の魚類のHucho ishikawaiと昆虫捕食魚類のレノックはほとんど(かなり確定的な意味で)跡を絶つ。

参考サイト
 【 Korean Freshwater Fishes >> Korean taimen 】
 【 Korean timen 】
 【 fishbase 】

たぶん絶滅?それとも【timen】と同じ可能性もあります。
中国、北朝鮮の国境を流れる川ですからテレビではよく見ますが、釣りは無理そうです。それと、吉林省は野生生物が完全な禁猟となっているそうで、もちろん自然の河川での釣りも禁止と聞いております。

カテゴリはわざわざ作るまでもないと思いましたので、Huchoとタイメン、チョウコウイトウにエントリーしておきました。

2007年2月 7日

Hucho Hucho

Hucho hucho

イトウ属の中での比較 ※1
 ◇ 他のイトウよりやや口が大きい。
 ◇ 【perryi】・【timen】と比べて黒点が大きく少ない。
 ◇ 【 Hucho bleekeri Kimura 】に似た黒点。
 ◇ 【perryi】・【timen】よりは体高のあるものが多いが
    【 Hucho bleekeri Kimura 】よりは細い。
 ◇ 【perryi】より体側の黒点が明瞭でまばら。

※1 実物を見たことがないので、下記のサイトの写真から生体を想像して描きました。
【 angelgeraete-kerlerHuchen画像 】

2007年2月 6日

Hucho bleekeri

Hucho bleekeri Kimura

イトウ属の中での比較
 ■ 【perryi】・【timen】と比べて口が小さい。
 ■ 体高がある。
 ■ 【perryi】より体側の黒点が明瞭でまばら。
 ■ 体色が暗褐色から茶褐色。
 ■ 標本には薄いブナ斑が認められたが死斑の可能性も。
 ■ 腹部が丸い。
 ■ 全体にサケのような体型
 ■ 唯一イトウ属と思わせるのは頭が扁平である部分のみ。
 ■ 脂ビレが大きく尾までの距離が短い。

標本は色が失われていましたので、ポスターの画像を参考にしましたが、体色はほとんどタイメンと同じでした。しかし、標本はメスであるとの説明にもかかわらず、尾鰭などは朱色に染まっていました。また、ポスター画像(ホルマリンにつける前)はブナ斑は見当たりません(よく見るとブナ斑のようなピンク系の婚姻色が見えるような・・・)が、標本には薄くブナ斑がありました。

参考までにポスター画像は続き↓↓↓

続きを読む "Hucho bleekeri" »

2007年2月 5日

Hucho timen

Hucho timen

イトウ属の中での比較
 ■ 鼻先が長く頭がより扁平。
 ■ 【perryi】黒点がやや大きめ。
 ■ 【perryi】より体側の黒点が明瞭。
 ■ 体色が暗褐色から茶褐色。
 ■ 体型がより長い。
 ■ 【perryi】脂ビレがやや大きい。

Hucho perryi

Hucho perryi

イトウ属の中での比較
 ■ 比較的鼻先が丸い。
 ■ 黒点がやや小さい。
 ■ 黒点が体側全体に不均一に分布。
 ■ 体色が緑褐色。
 ■ 背鰭、尾鰭の一部にも黒点が散在する。
 ■ オスの婚姻色が背鰭から尾鰭にかけてほぼ均一に現れる。

2007年2月 3日

Huchenに関するサイト Ⅱ

【 フリーライドアングラーズ 】の更井様からスロバキアのフライフィッシングサイトにHuchen画像があるとメールを頂きました。
【 Flyfishing in Slovakia
ですが、小型のHuchenの画像があります。小型といっても30センチから40センチほどはあるでしょうか。そのサイズでも薄っすらですがパーマークが見えています。
とても興味深いですね。

2007年1月21日

水族館にみるイトウ

Hucho perryi
  
撮影:   標津町 標津サーモンパーク 【標津サーモン科学館
  ここの、水族館の特徴はその名の通りサーモン、サケ科魚類に特化している点です。   展示しているサケ科魚類の種類は国内トップクラスに入ります。   展示施設も立派で、サケ遡上が見ることができる水路水槽や大型の海水水槽などは見ごたえがあります。アトリウムのようなガラス張りの展示スペースには階段状に水槽があり、上流から下流をイメージさせ明るい屋外のような感覚で魚を見ることができます。   ただし、せっかくの自然感覚溢れるスペースにもかかわらず、水槽内部や飼育方法は養殖魚と同じような感じで、実際に養殖魚のような魚が多いところが気に掛かります。

 さて、本題のイトウですが中型魚までの状態は、やはり本場北海道で非常に状態は良いのですが、大型魚になると養殖イトウ特有の丸顔になっています。展示水槽は外光の入るスペースのため時間帯によって映り込みが激しく見づらい。ただし、浅い水槽で上から覗き込めるのイトウの大きさをより実感できる。
 稚魚コーナーにもイトウの稚魚が展示されていました。ここは、様々なサケ科魚類の稚魚を身近に観察できるのでお勧めのコーナーです。
 成魚の展示はもう少し水槽内部に工夫の欲しいところです。
 でも、僕は道東釣行をすると必ず半日以上ここで魚を眺めて過ごします。


撮影場所:
【 札幌豊平川さけ科学館 】
撮影2002年
 ここは、比較的小さな施設ですが名前の通りサケに特化した展示施設です。
 池にイトウが泳いでいます。
 小さな展示水槽では間近に魚を観察できます。アルビノなども展示されることがあるようです。小さい水槽なので魚は頻繁に状態の良いものと交換されているのかもしれません。半地下のようなところから外池の魚を見ることができますが、養殖池の中のようです。

 
撮影場所:
 岐阜県 【 世界淡水魚園水族館 アクアトト 】 
 岐阜県各務ヶ原市にある淡水魚に特化した水族館。
 新しい水族館なので飼育方法も、かなり養殖→アクアリウムへ転換しています。
 旧来の淡水魚飼育では『底砂をしかない・障害物を置かない・水槽壁面をブルー、白にする』などなどでしたが、近年はアマチュアのアクアリストの水草水槽や熱帯魚水槽の飼育方法が水族館でもだいぶ定着するようになってきました。
 ここのイトウ水槽にはちゃんと底砂と流木があります。施設が新しいせいかイトウの状態は良いと思います。また、その他の渓流魚についても比較的状態もよく、展示方法も他より優れています。

今回はイトウを中心に3つの施設をみてみました。
イトウは水族館の展示でも人気のある魚種ですが、せっかく見に来てくれたお客さんが『ワァー!!』って声を上げたくなるような展示を目指して欲しいものです。実際には鰭が欠損していたり、奇形だったり、状態の悪いものが多すぎです。

2006年8月22日

5000HITに間に合わず・・・

長江イトウのイラストはまったく進んでいません。
花とか植物なら多少は描けるけど、魚のイラストは苦手で途中で手が止まってしまいました。
実は作画の方法で二転三転してしまい、もっといい方法がないか思案中。
当初、できるだけ本物に忠実にするため写真をPC上でトレースして書き始めたんだけど、画像のイトウが若干横向きで輪郭線を抽出した段階で、まるで魚屋の冷凍ケースに並んでいる魚のように見えてしまって失敗。そこで、その輪郭線をプリントアウトしてトレーシングペーパー上に横向きに見えるのを修正しながら手書きで描いたんだけど・・・。どうもうまくいかない・・・。
とりあえず、どこまで進んでいるかというと。
下の通り。頭から胴体部分の輪郭はだいたい修正したけど尻尾が寝たまんま。
 

死後若干時間が経っていたためか、目の下の皺が深く目立っていた。イラストでは忠実に描いたつもりだが、実際にはさほど目立つものではないと思う。
頭部の注目すべき点は、魚体の大きさに比べて口が小さいということ。
そして口腔内について、鋭い歯が幾重にも生えている点など。
イラストでは解りづらいが、黒点は日本のイトウなどと比べると、ひじょうに大きい。
魚体の形は、イトウよりもSalmo属やOncorhynchus属に近く見えるが、北海道の尻別川や斜里川など、流れの速い場所に生息するイトウは体高が高いものも多くいることから、長江上流の激しい流れの生息環境によって生じた体型と思われる。
イラストがちゃんと完成したら、詳しく解説します。
いつになるやら・・・。

2006年7月24日

チョウコウイトウについて 2006

今回の目的の一つ、チョウコウイトウ標本について、何でエントリーが遅くなっているかというと・・・。

一昨年、見せてもらった標本は60センチ弱の小型魚でしたが・・・。
今回は驚きました。
標本を見せてもらった時の印象が強烈過ぎて、客観的に冷静に観察できていたのかちょと自信なし・・・。思っていた以上の魚体の大きさ、そして、イトウのイメージからかけ離れた立派すぎる魚体。
立派過ぎるというのは語弊があるかもしれないけど、僕が持っているイトウのイメージは大蛇のようであったり、頭が丸くマルタのようであったり、いずれにしろサケ科魚類の中では長細い形。それが、根底から覆されるような形だったのです。ハッキリ云って、キングサーモン?大型のシルバーサーモン?と思えるほど体高が高いのです!!一瞬、養殖モノのサーモンを見せられたのかと思ってしまうほどです。そして、黒点の現れ方も、キングサーモンやシルバーサーモン等と同じような形と大きさ。唯一、この魚がイトウの仲間であると思わせてくれる部分は、頭の扁平さだけだったのです。

で!!最初の言い訳なんだけど、詳細についてはイラストができ次第(写真資料は写すことができたんだけど、著作権とか絡むと面倒なので現在イラストを描いてます)、後ほど感動が薄れないうちに詳しい解説つきで公開します。
お楽しみに!!

2006年3月20日

タイメン 水中

モンゴルのオノン川ではタイメンを撮影するために、わざわざ水槽を作って持って行きました。
結局、水槽に入るサイズは1尾だけしか釣れずに、それ以上の大きさばかりが釣れました。
それで、デジカメのマリンパックを使って水中撮影をしたわけですが、潜ったわけではなくて、水中にカメラだけを突っ込んで適当にシャッターを押し続けるという無謀な撮影を試みたわけです。
こんな撮影方法ができるのもデジカメの良いところで、水中から上げてすぐに撮れ具合をチェックしてダメなのは破棄、それを何度も繰り返しできますし。
 

撮影中は、タイメンは紐で繋いでいましたが全く暴れる様子もなくおとなしい状態でした。その後リリースしても、急には動かずしばらく同じ場所を泳いでいて、ゆっくりと深い淵へと戻っていきました。

 
モンゴルの川は北海道の湿原の川のように植物のタンニンの影響で黒く色がついており、さらに重い流れのため細かい砂が常に舞っています。そのため大きなタイメンの全景は撮ることができませんでした。タイメンをゆうゆう撮影するためには最低90センチ強の水槽を持っていくしかありません。
方法としてはスーツケースまたはリュックサックの内寸と同じに作って、持って行く時は中に旅行用品を詰めていく。または現地組み立てで終わったら解体して持って帰る。
いずれにしても、再び大物が狙える海外釣行には、今度は大きな水槽を持って行きます!!

2006年2月18日

イトウのアルビノ


イトウの養殖場で見せてもらった養魚池にはイトウのアルビノも泳いでいた。
自然界でもアルビノは発生するが目立つ色のため、天敵に狙われやすく容易く捕まってしまう。
ニジマスが最もよく知られているが、イワナにもヤマメにも発生する。
アルビノのサケ科魚類は優性なので人工的に増やすのは簡単だが、自然界では滅多にお目にかかれないのは、それだけ体の色で生存率が下がるためで、自然界では淘汰される存在。
体色が黄金色だと天敵に狙われやすいだけでなく、自分の食べたい餌にも逃げられてしまうからかもしれない。
うちの沼にアルビノのニジマスを放したときは、数日で鳶に食べられてしまった。
自然界で生き残れるアルビノはよほど強運の持ち主かもしれない。

2006年2月15日

チョウコウイトウ 長江(揚子江)イトウ

【 長江イトウについて 】
今回の旅の目的の1つに長江イトウについて生息地の確認をすることであったが、残念ながらその姿を見ることはできなかった。
現地では次のような目撃談を聞くことはできた。

 ・下流で大型の魚が網に掛かった。(50センチぐらい)

 ・昔は1メートルを越すような魚が沢山捕れた。

 ・漁法は淵にダイナマイトを仕掛けて爆発させて捕っていた。

 ・四川省の水産会社が3年間魚を探していたが見つけれなかった。

最終的に現地のイトウの姿を見ることはあきらめ、中国科学院の生物標本館に行きイトウの標本と研究者から話を聞くことに。
イトウの標本は50センチぐらいで、捕獲地は今回釣行した班馬の標高2800メートル地点。つまり、もっと下流の方だが今回の釣行地点は十分生息域の範囲であったと思う。
しかし、最後に捕獲されたのは1980年とのことでかなりの開きがあり、その後の水力発電所の建設や道路建設による影響を考えると個体数は激減か絶滅に近い状態であると予想される。
以下は案内してくれた陳研究員から聞くことができたのは下記のとおり。

 ・胃の内容物として極めて小さな小魚。

 ・胃の内容物に水草?藻?が含まれていた。

 ・最後の捕獲は1980年。

【 標本の特徴 】

 ・大きさは50センチぐらい。

 ・脂鰭が大きい。

 ・口が小さい。

 ・口が比較的下向きについている。

 ・日本のイトウに比べて丸みのある体型。

 ・脂鰭、尻鰭から尾鰭の付けのまでの距離が短い。

 ・日本のイトウに比べて黒点が大きく明瞭。

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2006年2月 6日

イトウ 形態 Ⅰ 仮

イトウ
学名:Hucho perryi
 
※画像は養殖物でまだ幼魚です。
※状態がよくありませんが、コンテンツにタイメンがあってイトウがないのは納得できないのでアップしました。

特徴

 背部にやや細かな黒色斑点が多数散在する。
 頭部はやや扁平で、体色は緑褐色から鼠色だが婚姻色は体側とくに尾部にかけて朱色に染まり美しい。
 ニジマスと同じ春の産卵で、雪解けの低い水温で受精、発眼まで至らないと正常に孵化し育つことができない。
 成魚も低い水温で飼育すると美形に育つが、狭い施設、過密で高水温で飼育すると頭部が丸くなる傾向がある。
 画像の通り、20センチぐらいまでの幼魚にはパーマークが薄っすら有る。 

 画像の養殖ものの幼魚たちは、かわいそうにあっさりと水カビ病で死んでしまいました。
 なぜか、養殖魚を水槽で飼育してうまくいったためしがない・・・。
 養殖魚は病気に弱すぎる!!
 天然魚が欲しいというのが本音だが、現地の北海道では産卵床の激減が報告されており、産卵、孵化、稚魚が正常に育つ環境がなくなっている事を考えると、モンゴルで使った現場水槽で成魚の撮影を試みようと思う。

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モンゴル タイメン Ⅲ

学名:Hucho taimen

 

悠々と住処に戻る姿。

2006年1月 6日

タイメン 形態 Ⅱ

学名:Hucho taimen


北海道に生息のイトウ以上に扁平な頭。
小型のものは黒点も小さくイトウとの差異は少ないように思われるが・・・

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2006年1月 5日

タイメン 形態

学名:Hucho taimen


背部にperryi(北海道からサハリン、シベリア東部のイトウ)に比べて大き目の黒点が散在し、perryiに比べて大きな脂鰭が特徴。
黒点はperryiに比べて明瞭で間隔がありsalmo(大西洋サケ)属に似るがブラウンほど大きな黒点ではなく、腹部近くまで黒点が散在する。 
特に頭部の黒点はperryiに比べて少ない。
頭部は扁平で、体色は褐色だが婚姻色は体側とくに尾部にかけてが朱色に染まる。

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