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イトウ喧嘩を始める

以前のエントリーでイトウの子供は意外と食が細いと書きましたが、相変わらず一度に食べる量自体は少ない代わりに、冷凍アカムシを水槽に投入するとまだ凍っているうちから突付き始める様になりました。しかも、その際に水槽内の5尾が殺到して、激しい喧嘩まで起こします。ときどき鱗が剥がれるくらいまで相手に噛み付いたりするようになってしまいました。
普段のイトウの子供たちは中層の縄張りが一番強い個体が占めるようでよく動き回り、底層と表層に弱い個体が静かに定位しているといった感じです。
水槽という閉鎖空間の流水なので上流、下流の区分けがありません。自然界ではもう少し複雑な縄張りが敷かれているのかもしれません。それと、ヤマメの子供達もいるでしょうから別種との縄張り関係などもどうなっているか?瀬などを泳いでいて親やイワナなどに食べられはしないか?など、興味は尽きません。水槽内では、水草や石などを配して隠れ家となるようにしていますが、弱い個体も含めて利用する様子はありません。同じ魚食性の強いブラウンやイワナの子供などは明るい時などはよくこのような隠れ家を利用するのですが・・・。魚食性の強い魚は子供のときは臆病だと思っていましたが、イトウは子供のときから『魚鬼』なのかもしれません。もう少し、様子を見てみましょう。

コメント

今、銀ザケと、イトウの稚魚を一匹ずつ一緒に飼っているのですが、銀ザケのほうが圧倒的に大きい成果、イトウは銀ザケを攻撃しません。
その一方で銀鮭は、自分の1/3ぐらいの体積しかないイトウに対して全く攻撃しません。
海で鮭は群れになって回遊するせいか、スイミーのように、群集となっていた方が外的から身を守れるせいか、仲間(とみなした魚を攻撃しないのではないかとそういう可能性はあるでしょうか?

うちのイトウは喧嘩がひどかったので大きな水槽に移しましたが、水槽内で一番小さいので、こんどは陰に隠れて給仕のとき以外出てこなくなりました。
水槽内にはいろんな魚がいるけど同魚種だけで喧嘩をするのもいれば異魚種だけ攻撃するのもいるし、縄張りに入ると関係なくすべて攻撃するのもいます。狭い水槽の中でも縄張りや順位関係も時々変化するので観察していると面白いです。

今日、見たら、ギンザケがイトウを攻撃していました。
でも、そんなにひどい様子ではないのでしばらく観察したいと思います。

鱗が剥がれるくらい激しい喧嘩になってくると病気しやすくなりますよ。そんなにひどくなくて、餌もちゃんと食べることができていれば心配ないかもしてませんが・・・。

そうですね。
クーラーは一台しか持っていないので、セパレーターを使いたいと思います。
それにしても、このサイトすごいですよね。
こんなに情報が集約されているところなんてほかにはないと断言できます。

そういえば、アメマスやイトウなんかの北海道の平野部のトラウトは高水温に強いと聞きましたが、本当にそうなんでしょうか。
こちらで、イトウが25度でも、釣れたと書いてあります。
http://blog.livedoor.jp/tesioitou175/archives/50595843.html

>イトウなんかの北海道の平野部のトラウトは高水温に強い

北海道平野部の河川や湖沼はゆっくりと流れる川や湧き水の影響とかで表面水温と低層水温が大きく違うところも多いので一概には言えませんが、確かに一時的な高水温には強いようです。でも、特にイトウは雪解けの低水温がないと正常に卵が育たないので、雪解け期間の長い北海道でないとうまく育たないのでしょう。

最近、海外の論文を読んでいると、どうやら、レインボーよりブラウンの方が高水温に耐性があるようですね。
これから、細々と自分のために、長い時間をかけて高水温帯性改良品種を作ろうと思います。

何でも良いから、高水温耐性のサケ科魚類の改良品種を作るのが夢なんですよ。
この生物学者の実験結果によると、Atlantic Salmon(日本だと切り身以外見る機会がないですけど)の幼魚?は水温25度で体重が増えるらしいです。
ニジマスより高水温に耐性があるようとこの学者は言っているのが非常に興味深いです。
http://www.iaglr.org/jglr/release/31/31_4_386-396.php

アトランティックサーモンやブラウントラウトなどのsalmo属は比較的低緯度まで生息しているトラウトですので高水温には強いと思いますよ。地中海のサルディーニャ島のSalmo trutta macrostigma などは30度近い水温でも大丈夫らしいですし、北アフリカモロッコもsalmo属の天然分布の南限になっています。