ニジマスの飼育方法
レインボートラウト(ニジマス)の水槽飼育は簡単なように見えて意外に難しい。
ニジマスがトラウトの水槽飼育の入門魚とされる謂われは、単純に高い水温でも飼育可能だということだけ。そのほかは基本的にイワナやヤマメの飼育との大きな差はない。よく、病気への強さや、大量飼育のし易さなどいわれるが、これは養魚場でのことで狭い水槽環境ではどの渓流魚を飼育する場合でも細心の注意が必要なことに変わりはない。
それでも、養魚場育ちが多いので、ヤマメなどと比べると縄張り意識が薄く喧嘩が少ない。
ニジマスを飼う場合、せっかくなので虹(レインボー)色を鮮やかに出現させることをお勧めしたい。
そのためには、過度の給餌を避ける必要がある。ニジマスは食欲が旺盛でついつい餌を多めに与えてしまいがち。給餌量が多いと脂肪分で体色がくすむ傾向にある。エビやオキアミなどが配合された飼料や乾燥オキアミなど脂肪分の少ない餌を中心に与えると効果がある。また、渓流魚全般に色揚をする場合、水温を低く抑え、照明を明るく、環境色を暗くするとより効果が上がる。活餌も多少の効果があるが、水質を悪化させやすいので注意が必要。
飼育には、釣堀や養魚場からできるだけ小型の鰭の欠損のない個体を入手するのがいい。
最初は白点虫などを予防するため、薬浴をすることを勧める。
養魚場や釣堀など広くて流水のある場所では、ほとんどの白点虫は洗い流されて気が付かない場合が多い。水槽に入れたとたんに大量発生することがある。生餌で金魚などを使う場合は更に注意が必要。ショップの魚も感染している場合が多いので、この点からも活餌は使わないほうが良い。
もし、白点虫が発生したら、根気よく薬浴するしか方法はない。イワナなどは水槽環境がよければ白点虫に対して抵抗力を持ってくるようになるが、ヤマメやニジマスなどでは自然治癒は非常に難しい。本来は魚が死ぬような寄生虫病ではないが、強い流水のない狭い水槽環境では白点虫がなかなか減少しない。また、魚の眼球に深く寄生すると失明するので、白点虫を見つけたらとにかく薬浴するべき。

コメント
こんばんは。
今年のmalmaさんの記事は去年にも増して「うなる」内容が多く、感心して拝見させていただいております。
白点は渓流魚飼育にはつきものの大敵ですよね。
白点のせいでお陀仏になった渓流魚は数知れません。
我が家では、少しでも底にこすりつける動作を発見したらすぐに薬浴させるようにしたらずいぶん良くなりました。
イワちゃん1匹でさびしい状態続きを打開したいとずーっと思っているのですが、濾過槽掃除をしてからでないと稚魚飼育は不安でなかなか実現できません・・・。
投稿者: ken311 | 2007年01月10日 00:14
僕も色々試したけど『絶対にいい!!』って方法は見つけられませんでした。とくに高価な魚が感染した時には殺菌灯まで購入したけどダメでした。イワナの場合天然魚ほど抵抗力があるらしく、死ぬまではひどくならなかったけど、ヤマメやニジマス、イトウなどの養殖魚はものすごく酷かったです。
現在はほとんど発生してません。クレソンの根が発達したのが良かったのかもしれません。
投稿者: 管理人:malma | 2007年01月10日 16:35
最近、
某水産試験場が50年間かけて、作出した高水温適応系ニジマスを売っていただけることになって、わくわくしています!
25度でも餌を食べるそうです。
投稿者: ヤマメの佃煮 | 2008年01月25日 16:43
うまく飼育できたらぜひ画像掲示板のほうににも投稿してくださいね。25度以上だと白点虫の心配はなくなるけど、普通コイ科に寄生するイカリムシがけっこうつきやすくなります。白点虫よりは治療しやすいのです。
投稿者: 管理人:malma | 2008年01月26日 00:27