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ブラウントラウト Ⅰ 形態

ブラウントラウト
学名:Salmo trutta trutta

 元々はヨーロッパ原産だったがイギリス植民地時代から世界各地に放流され、つい最近まで移入が続いていた。
各地で食害による在来種への影響が出ているが、ヨーロッパでは逆に河川の開発やニジマス、ブルックの移入で減少している。

特徴
 背部に大きな黒点が散在する。
 黒点の数は固体によって異なる。
 シートラウトと呼ばれる降海型のブラウンもいる。
 体側にはアマゴやオショロコマに比べてやや大きな朱点が散在するが、これも固体によって多いものからほとんど無いものまでいる。

分布
 原産地はヨーロッパだが、旧イギリス植民地の多くに放流され、最近まで続けられていた。
 現在、北米大陸、南米大陸、タスマニア、ニュージーランド、オーストリア、チベット、日本など世界各地に分布する。
 日本では管理釣り場などで放流されていたものや養魚場から逃げ出した個体が繁殖を続け分布を広げた。
 極めて魚食性が強く在来魚種への影響がある。

この魚凶暴につき!!

 エピソード Ⅰ
 ブラウンはいやな思い出があります。
 毎週通ってようやく釣った45センチのブラウンを、家まで持ってきたんですが、夜になっていたので翌朝、生簀に移すつもりで水槽の中に・・・。一晩だけだし、入っていたのは25センチ以上のオショロコマ10数匹、釣るのに3週間かかった警戒心の強いブラウン、しかもなれない水槽、照明も煌々と点いている中、たったの1時間でオショロコマ全部を殺してしまいました。3匹は丸呑み。1尾が口から出ている状態。残りは全てかみ殺されていました・・・。

 エピソード Ⅱ
 とうことでブラウンは増えると困るので必ず1尾づつ死ぬまで飼育することにしています。
 沼に入っていた1尾は15センチから2年で45センチになって捕まりました。
 さて、ブラウンは子供のときから凶暴化というと、そうではなくて20センチぐらいまでは、イワナやヤマメにもいじめられる気の弱い魚です。明るい時はできるだけ物陰に隠れています。餌を食べる時も、じっと物陰から見ていて、ヤマメやイワナの隙をついて食べます。理由は簡単、ヤマメのように流れに定位していたら自分の親に食われてしまうからです。
 魚食性の強い魚の稚魚や幼魚は以外に物陰に隠れておとなしいのはそういった理由があるようです。

 エピソード Ⅲ
 北海道で・・・。
  
  
 いつも、オショロコマ(放流物のミヤベイワナ)を釣りに行く某河川。
 この年は、釣り場について第1投目から強烈な引きが!!
 過去にここでは湖から遡上した大型の湖沼性サクラマスを釣り上げたので、コレか!!と思いきや、大きな黒点と紅い斑点。そう!!ブラウンがいきなり釣れたのです。
 その後も、30センチ以上のブラウンが入れ食い状態。
 20センチ以下で23匹。20センチ以上(最大40センチ)で10尾ぐらいを釣り上げてようやく最初のオショロコマ。
 それも、体中傷だらけの無残なオショロコマ。
 その後はオショロコマが中心だったけど、ほとんどが傷つきで、しかも、どの傷も血がにじんだ新しいものばかりでした。
 ここのオショロコマも移入種だけど、急激なブラウンの増加と全て新しいオショロコマの傷は密放流では説明つかない状態でした。たぶん、組織的な放流だったのでしょう。下流に大きなダム湖があることから、何かの釣り大会とかで放流したのかもしれません。