2004中国チベット Ⅲ
第4日目 前半
長江源流は森林はあると聞いていたが、ぼくは不安に思っていた。それは、チベットの人々の生活が放牧でなりたっていることと、標高が森林限界を超えているのが気になっていたからだ。この森林の有無は魚とりわけトラウトにとって安定した水量と水質を保つために必要不可欠な要素の1つだからだ。
もちろん、極地方にはブルトラウトをはじめ多くのイワナ系のトラウトが森林がない地方でも生息しているが・・・
長江源流は水質も決して良いとは言えず、森林がまったくない草原で、白濁していた。
そういうわけで、街に着いてやはりダメかなという気持ちが強くなってしまった。
そして、街から40キロ下流の枝沢にキャンプ地を決めて車を走らせた。
しかし、この40キロの移動で驚異的な変化があった。
川辺はやがて少しずつ急流となり、草原は低木が茂る小規模な河畔林が現れ、やがて急峻な山に囲まれ出すと急に松に覆われた美しい森林地帯へと劇的に変化した。
この変化に、僕も含めみんなが大きな期待で会話が弾んだ。
途中、林業局の天然林保護のゲート兼事務所でここの職員の王さんにキャンプ地まで同行してもらう。王さんはキャンプ地周辺のチベット人と面識があるのでトラブル防止のため同行してもらった。
王さんの話では、この川で150センチくらいの魚は1970年代に沢山捕れたとのことで、この話で一同興奮する。
いよいよ、釣り開始。
キャンプ地は枝沢の予定だが、やはり大物狙いで第一投は本流で。本流にある水力発電用の頭取口のダム下で第一投。チベット初釣果は更井さんがルアーで小型の裸鯉を釣り上げた。
対岸では管理している職員たちだと思うが魚釣りや網で魚を捕っていた。
早速、対岸へ渡り捕れた魚を見せてもらうがイトウは無し。
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第4日目 後半
キャンプ地到着。この枝沢は旧日本軍に追われた共産党が逃れた場所とのこと、入口に抗日の碑がある。
キャンプをはる場所は、チベットの人々がタルチョをささげている広場で一面の黄色い花で埋め尽くされている。
テントを張ってからこの枝沢の上流に入渓。
チベット人の小さな集落のある2股に分かれる部分で船戸さん、更井さん、川田さんが釣り開始。ぼくも30分くらい釣りをしたが小型の裸鯉ばかりなので、花の写真を撮りながらテントまで戻ることに。
この谷も美しい草花が多く、サクラソウが至る所で咲き乱れ、ケシ科の植物も見頃を迎えていた。
ガイドの林さんによるとチベットで有名なブルーポピーはまだ1ヶ月以上早いとのことで諦めていたが、キャンプ地すぐそばで数株に花を付けていて、美しいチベットブルーを見ることができた。
側の小川では夕食の裸鯉が釣り放題であった。
夕食は裸鯉のスープなどキャンプとは思えない豪華さだった。夕間づめは9時近くだが大型裸鯉の入れ食いで楽しい釣りができた。
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