深山花鑑

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2008年3月 9日

源太ケ岳雪崩

朝8時頃自宅上空をヘリコプターが飛んでましたが、二人の遺体が収容されたそうです。
身元も判明したそうです。
【 岩手日報 源太ケ岳雪崩事故 】
CIMG0515.JPG
源太ケ岳の斜面の怖さを知らない人は、この画像の先に進んでしまいます。
今回の雪崩事故もこの先のほうで発生したものと思われます。
行って見たい、滑ってみたい衝動をこらえて、写真の逆方向へ進路をとります。
北斜面の東側は低潅木が一部露出して歩きづらく、雪庇上を歩いて登る人もいますが、危険なのですっかりと山頂の真北に回りこみます。また強風時は山頂方面は断念するべきす。

CIMG0528.JPG

山頂の北側には樹氷原が広がります。
CIMG0539.JPG
こちらを経由して、風が弱ければ山頂に立つことができます。
山頂では美しい岩手山を望むことができます。
CIMG0536.JPG CIMG0534.JPG
天候の変化の激しい山ですので、雪崩以外の危険にも十分注意して登らなければなりません。

【 2007年4月12日 No.1 】
【 2007年4月12日 No.2 】
【 2007年3月21日 】
【 2007年2月13日 】
【 2006年3月21日 No.5 】
【 2006年3月21日 No.4 】
【 2006年3月21日 No.3 】
【 2006年3月21日 No.2 】
【 2006年3月21日 No.1 】
ブログ内の冬季の源太ケ岳の記事です。

ところで、昨日一部の報道で下倉スキー場のある下倉山を映していながら、源太ケ岳の印象を与えるようなものがあったらしいです。僕は見ていませんでしたが、東京で見たという話を聞きました。たぶん、昨日の源太ケ岳山頂方面は雲に覆われていたので、下倉が映っただけなのでしょうが、はじめてみる人は下倉=源太と思うような報道の仕方だったと聞きました。

雪崩は

DSC04811.JPG

この画像の奥辺りで起きたのかな?
源太ヶ岳の山頂直下の大斜面。
美しく真っ白な斜面で斜度もそれほどあるように感じませんが、実際は吹き溜まりと上部の雪庇の崩落と雪崩の連続でもっとも深い積雪となります。
夏場は凹状で、雪の多い年は弓形の凸状に見えるほど積もります。
積雪の下は雪田で夏期に美しい花畑となります。

100メートル以上の幅の大規模な表層雪崩も発生します。左奥にいくつかダケカンバの林がありますが、安全地帯ではありません。
画像の左3分の1に垂直に線を引いた場所近辺が、夏場の登山道になりますが、積雪期はここを通らず、北側のオオシラビソの林間を抜け(大深山荘経由登山道)を経由し、源太ヶ岳と大深岳の稜線中間点を目指すのが無難。但し、樹氷原なので悪天時には遭難の危険あります。

DSC04745.JPG DSC04802.JPG
源太ヶ岳と大深の稜線も行き過ぎると雪庇の上に乗っかってしまうので要注意!!
どうせ登るならこういう天気の日に安全なルートで登りましょう。

冬季の雪山スキーや登山は春季、夏期の登山や植生の観察も欠かせません。
この源太ヶ岳の大斜面の下部には、雪崩で途中から折られたオオシラビソの大木を見ることができます。その破壊力もすごいですが、真ん中からへし折られてもなお生きている自然の樹木の強さに感動します。

ちなみに、夏期の登山で全層雪崩の危険がある地域を見分ける方法の一つとして、斜面の低潅木や笹の根元を見る方法があります。低潅木の多くが根元で大きく曲がっている斜面は危険性が大。更に斜面上部で低潅木や笹が途中まで引き抜かれている場合は、ほぼ間違いなく全層雪崩常習地帯。雪庇のよく発達する稜線上でも同じように、笹や低潅木が斜面下方向へ引き抜かれているのをよく見ます。