先日、【 八幡平花暦&登山ルート紹介 2007年第6号 No.22 】で三ツ石登山道連絡歩道についてレポートしました。今日は続報とこの連絡歩道の経緯について紹介します。
既に三ツ石側登山道分岐、赤川渡河点、松川大橋、松川温泉ゲートの看板などのサインシステムは幕が取られていますが、明日29日が開通式とのことです。利用者の反応が気になるところですが、利用にあたっては幾つかの注意点があります。また、利用に関する様々な情報が地元住民にいきわたっていない状態なので、現地で確認判断の上利用しなければならない状態です。これらの問題点も併せてのレポートです。
さて、三ツ石登山道連絡歩道ですが、先ずは知らない人のために計画の経緯については下記の通りです。
平成7年 一般県道雫石東八幡平線(通称 奥産道)の建設工事途中、
測量のための伐採が未許可で行われたことで、工事が中断。
平成10年 岩手県は残されていた約3KM区間の工事再開を断念。
平成12年 これに伴い、建設整備が建設整備が完了した区間を県道
として活用することを決め、岩手山周辺地域振興ビジョン(平成11年)
及び「森の駅」整備計画(平成12年)との整合性を図りながら活用計画
を策定する「一般県道雫石東八幡平線活用計画検討委員会」が
設置されました。
平成13年3月 一般県道雫石東八幡平線活用計画検討委員会は活用
に関する提言を行い、道路中断部から最も近い登山道ま
での連絡歩道を含む、周辺地域の整備計画を提言しました。
平成13年 一般県道雫石東八幡平線活用計画が策定される。
※ ここで、一般県道雫石東八幡平線活用計画検討委員会が行った提言というのは、「活用計画案」で、次にでてくる「活用計画」とは別で、委員会が終わった後に県が策定しています。その後、幾つか委員会というのがつくられるわけですが、新しい委員会がつくられては事業案を提言し、県が事業計画を発表そしてまた、という継続事業でありながら破線のように途切れ途切れとなっているのです。ですから、前委員会の検討内容がワンクッション置かれるため、意図したことが伝わっていないことも多々出てくるわけです。
次に、利用にあたっての注意点です。
■ 登山ルート紹介でも書きましたが、整備済み道路末端部には赤川が流れています。飛び石による渡河になりますので、大雨増水時には渡ることができません。土砂災害時など長期に渡る通行止めのときには看板が出るらしいですが、それ以外の時には、現地確認が必要となります。パトロールはほぼ毎日行われるらしいですが、増水による渡河不可能時には看板が出ないようなので注意が必要です。赤川渡河点までは松川大橋から1.8KM、三ツ石登山道からは0.8KMあります。増水で渡れない時には戻るしかありませんので、事前に余裕を持って本道(登山道)の利用も計画のうちに入れたほうが無難です。
最後に
通行情報などは地元施設でどこに問い合わせればわかるのかなど、情報発信や集積体制ができていない(問い合わせると運用委員会などがありますといわれるけど、実際に利用者を受け入れる地元の人がわかっていなければ無いに等しいし、情報集積に関して煩雑でわかりにくいシステム)ので、受け入れ側の地元施設も大変です。
たぶん、管理者側は登山道の延長的な考えでしかないのだと思うけど、建設が中断され、中途半端な道路の有効な活用方法を提言した一般県道雫石東八幡平線活用計画検討委員会での闊達な検討内容から考えると残念でならないというのが本音。当時委員をしていたので提言者の責任としても、「あれちょっと違うぞ」という感じがしました。
なんで、こんな厳しい事を書いてるかって言うと・・・。
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松川大橋手前の立派な看板の右下(下画像拡大)には『この道路について』そして
学識経験者と公募委員によってこの道路および隣接する地域の活用の方針として「活用計画」を定めました
と書いてありながら、隣接する地域でありながら、しかも委員を務めたのに、まったく開通の事実を知らなかったので怒っているのです。
まぁ過ぎてしまったことはいいとして、活用計画では他に幾つか策定してあるものがあります。
一つは、奥産道や連絡歩道という名称、県道雫石東八幡平線といいながら、車両で通行できないのに、雫石町側と八幡平市側に同名路線が存在する不親切さなどについて提言が出されたわけですが、本道路の愛称や地名の表示方法など地域住民の意見等を十分考慮して慎重に検討することとしています。他にも計画の運用試行に関する提言(車両乗り入れ方法や箇所の設定について)など、があるわけです。近年、市町村自治体が肥大化する一方で県や国は組織の簡素化をすすめているので、地元不在で事が進められることが多くなってきています。なんか噂では山菜採りに関して仙台あたりで規制に関する話が出ているらしいですが、地元にはまったく聞こえてこない話です。
とりあえず、気を取り直して、チベットに行ってきます。


コメント (1)
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投稿者: sugimken | 2008年6月19日 22:01
日時: 2008年6月19日 22:01